FILT

編集後記

山口智弘
FILT編集長。
江ノ電にも
乗りました。

春のあらしとあらたし。

2018.5.20

初夏のFILT、いかがでしたでしょうか。
特集にご登場いただいたのは、井浦新さん、大宮エリーさん、犬山紙子さんでした。
井浦さんにはスタジオで送風機の起こした風に吹かれていただきました。ただ、ちょうどこの日は南風が吹き荒れる「春の嵐」。スタジオの外も中も強風で、井浦さんの髪を大いに乱してしまった一日でした。



大宮さんと犬山さんの撮影は、某所の屋上で。
天候が心配でしたが、両日ともに雨は降らず、無事に撮影を終えることができたのでした。

今回のキャッチコピーが「転職時代、はじまる。」ということで、皆さんには、自身の体験を踏まえてテーマに沿ったお話をしていただきました。

どのお話も目からウロコものだったのですが、個人的には、大宮エリーさんのドッジボールの例えがとても印象的でした。
「すべての仕事がこれをやりたいと思ってやっていたわけじゃなくて、ある日、突然やるハメになっちゃう」とおっしゃっていた大宮さん。まさにドッジボールでいつの間にかボールが手元に来ていた、という状態です。
大宮さんに限らず、ボールが手元に来たら、本人にとっては、「なぜボールが!?」という感覚かもしれません。最初は運の要素も大きいと思いますが、でも、そのボールで敵を倒して結果を出したからこそ、その次もまたボールが回ってくるのだと思いました。

今号の連載「寿大聡のトーク侍」では、寿大さんが三池崇史監督や役所広司さんのお話をされていました。お二人は自分で道筋を決めているわけではなく、そのときの運や他者によって、道が決まっていっているというお話でした。それは、役所さんの「人生は川にたゆたう小舟のように」という言葉に集約されているのではないでしょうか。

自分の意志で動くのはとてもいいことですが、誰かに請われて動くのも同じくらい素敵なことだと思います。もちろん、いい流れに乗るためや、ボールを回してもらうための日頃の頑張りみたいなものは必要な気がしますが。

例えば転職にしても、自分から積極的に動きつつも、今は知り合いに会社を紹介してもらうリファラル採用みたいなものもありますし、いいタイミングで誘いがあれば、それに乗ってみたりするのも一つの手かもしれません。人からの「○○に向いているんじゃない?」みたいなアドバイスに耳を傾けてみるのもいいかもしれません。

そんなこんなで、転職についてあれこれと考えさせられた号でした。
というわけで、また次号(7/20)もよろしくお願いします。

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