わからないことばかり。
2021.11.20
山口智弘
FILT編集長。
次号からFILTは
少しリニューアル。
2021.11.20
114号目のFILT、いかがでしたでしょうか。
今回は、11月19日公開の映画『土竜の唄 FINAL』より、三池崇史監督と、脚本家の宮藤官九郎さんにご登場いただきました。
そして、今号のキャッチコピーは「わからないって、言いましょう。」です。
さまざまな作品を生み出して、いろいろな経験を積まれているお二人ですが、「わからないことは、わからないよね」というスタンスなのが、かっこよかったです。一方で、三池監督が「わからないことを言い訳にはできない」とおっしゃっていたのも印象的でした。
「わからない」ところから、どう動くのかも大事だな、と。
基本的に、世の中わからないことだらけです。
ちょっと思いつく個人的な「わからない」だけでも、乗らなくなった自転車の処分方法とか、不要なスマホの解約の仕方とか、実家から送られてきたハヤトウリの食べ方とか、家の中で失くしたはずなのに全然見つからない腕時計の行方とか、貯まっているサービスポイントの使い方とか、部屋が散らかる原因とか、有意義な休日の過ごし方とか、いろいろ出てきます。
全部わかりません。
ただ、そうも言ってられないので、調べたり聞いたりしながら、一つずつ「わからない」を解決していきたいと思います。
この調べたり聞いたりする行為も、どうやって正しい情報を調べるのか、誰に聞くのかが大切な気がします。特に、いろいろな情報に触れやすい昨今では。
作家の佐藤優さんによる対談連載「生き方さがしの道しるべ」の今号は、佐藤さんと社会学者の塚越健司さんが「陰謀論と情報リテラシー」というテーマで対談をされているので、ぜひそちらも読んでみてください!
それでは、次号もよろしくお願いいたします。