映画監督・三島有紀子の映像作品や言葉から、
「うつしだす世界」を紐解いていく。
「うつしだす世界」を紐解いていく。
1月17日に毎日新聞とスポーツニッポンで、第79回毎日映画コンクールの各賞が発表された。ジェンダーフリーの観点から俳優部門が男優・女優の区別を撤廃して初の選考となる今回、助演俳優賞には『一月の声に歓びを刻め』で魂の熱演を見せたカルーセル麻紀が輝いた。受賞の知らせに、三島監督は声を弾ませる。
「カルーセル麻紀さん、この小さな自主映画を一緒に作ってくださった全ての方に、心からおめでとうございます、そしてありがとうございます、とお伝えしたいです。80歳で命懸けで挑んでくださった麻紀さんの受賞が本当に嬉しく、審査してくださった皆様にも心から感謝しております。長い年月を生き抜いて表現を研鑽し、人生を必死で生きていたら誰かがきちんと観てくださっているんですね。そんなカルーセル麻紀さんの存在自体、色んな意味でみんなの希望になるのではないか、と思っています。麻紀さんはこう言ってくださいました。「82歳、生きていて良かった。三島監督に会えたのも運命だと思って、この役を引き受けて本当に良かったです。実は最後に私が叫んだ「おまえは美しい」というセリフ。そのセリフが(前田)あっちゃんのところに届いて、哀川(翔)君と八丈島までつながっていくんです」。お前は美しい。世界で一番美しい。麻紀さんが世界中に届けと叫んでくださったセリフです。私も、生きててよかったです」
「カルーセル麻紀さん、この小さな自主映画を一緒に作ってくださった全ての方に、心からおめでとうございます、そしてありがとうございます、とお伝えしたいです。80歳で命懸けで挑んでくださった麻紀さんの受賞が本当に嬉しく、審査してくださった皆様にも心から感謝しております。長い年月を生き抜いて表現を研鑽し、人生を必死で生きていたら誰かがきちんと観てくださっているんですね。そんなカルーセル麻紀さんの存在自体、色んな意味でみんなの希望になるのではないか、と思っています。麻紀さんはこう言ってくださいました。「82歳、生きていて良かった。三島監督に会えたのも運命だと思って、この役を引き受けて本当に良かったです。実は最後に私が叫んだ「おまえは美しい」というセリフ。そのセリフが(前田)あっちゃんのところに届いて、哀川(翔)君と八丈島までつながっていくんです」。お前は美しい。世界で一番美しい。麻紀さんが世界中に届けと叫んでくださったセリフです。私も、生きててよかったです」