佐藤優がさまざまな知識人と語り合う対談録。
今回は精神科医の松本俊彦さんが登場。
佐藤 松本先生は、薬物依存症や自傷行為の臨床、研究をご専門にされています。先日上梓された『身近な薬物のはなし』では、たばこ、カフェイン、アルコールをメインに、精神に影響を及ぼす薬物が人類の歴史や発展といかに密接に関わってきたかを紐解き、「薬物自体に良い悪いはなく、良い使い方と悪い使い方があるだけ」というメッセージを強く伝えられています。他のご本でも、当事者の苦痛や苦悩に寄り添われ、『「困った人」(依存症者)は「困っている人」だ』と、優しい視線で繰り返し述べられている。深く頷きながら読みました。
松本 ありがとうございます。私自身が当事者といいますか、依存体質の自覚があるんです。たばこもカフェインもアルコールもこよなく愛好しておりますし、強いストレスを感じたときには自傷行為に近いような激辛タンメンを食べてスッキリしていますから。覚せい剤を一度使ったらやめられなくなるタイプですね。
松本 ありがとうございます。私自身が当事者といいますか、依存体質の自覚があるんです。たばこもカフェインもアルコールもこよなく愛好しておりますし、強いストレスを感じたときには自傷行為に近いような激辛タンメンを食べてスッキリしていますから。覚せい剤を一度使ったらやめられなくなるタイプですね。