山口智弘
FILT編集長。
「極悪女王」で
デビル雅美の
ファンになりました。
山口智弘
FILT編集長。
「極悪女王」で
デビル雅美の
ファンになりました。
2017.3.20
今回のテーマは「嫉妬を、力に。」でした。
特集のトップは俳優の福士蒼汰さん。
嫉妬されることはあっても、嫉妬することはあるのかな、と思いましたが、しっかりと嫉妬という感情に対する思いを明かしてくれました。
今まで、あまり“嫉妬”について語ることも少なかったと思うので、貴重なインタビューになったのではないかと思います。
撮影は都内のホテルにて。
渋谷のJefferson's Balloonさんにご協力いただき、黒い特殊なバルーンを使って行いました。複数の大きなバルーンが浮かぶ様子は、なんとも不思議な感じがしました。ぜひ、じっくりとご覧ください。
ダイノジの大谷ノブ彦さんは、やはり相方の大地洋輔さんのことを中心に語っていただきました。
お二人の学生時代の話など、爆笑のエピソードがポンポン飛び出したのですが、誌面の都合で全てを載せられなかったのがとても残念です。
心理カウンセラーの川村佳子先生も、非常にお忙しい中で、お時間をいただいての取材でした。
『嫉妬のお作法』というまさに今回のテーマにピッタリの本を書いてらした川村先生。専門家だけあって、嫉妬との向き合い方を本当に丁寧に解説してくださいました。嫉妬に悩んでいる方は、川村先生の本もおすすめです。
嫉妬はそれこそ、いろいろなシチュエーションで発生する感情です。大小様々、本人すらも気づかないようなちょっとしたことまで。
川村先生が話されていましたが、嫉妬を抱く対象の多くは、自分でも叶えられそうな目標のような存在です。つまり、身近な人、身近に感じる人、自分に似ている人ではないでしょうか。
今まで野球をしたことがない人は野球の得意な人に嫉妬しないだろうし、絵を描いたことがない人は絵の上手い人に嫉妬はしないだろうと思います。
そういった意味では、大人になると、同僚や同業者、似たような職業に就いている人が嫉妬の対象になってくるのではないでしょうか。
なりたい人は近い人。
私でいうと、同じ編集の仕事をしている人がその対象になるのかもしれません。
収入、能力、人脈などなど、いろいろ嫉妬する項目はありますが、なんといっても、“やるべきことを前倒しでこなせる人”に嫉妬するし、憧れます。あれです、子供の頃、夏休みに入ってすぐに宿題を終わらせるタイプの人です。自分は夏休みの終わりにギリギリ終わらせるタイプの子供でした。むしろ、9月1日になって手をつけて、最初の授業に無理やり間に合わせる子供でした。その性質は大人になっても直りませんでした。でも、世の中には意外とそんな人が多いのではないか、と勝手に思っています。
この編集後記もギリギリで書きました。
それでは、また次号もよろしくお願いします。