FILT

編集後記

山口智弘
FILT編集長。
映画もぜひ!

編集後記

やさしさときびしさと申し訳なさと。

2021.9.20

113号目のFILT、いかがでしたでしょうか。
今号は10月1日公開の映画『DIVOC-12(ディボック-トゥエルブ)』の一遍である『よろこびのうた Ode to Joy』より、主演の藤原季節さんと、三島有紀子監督の登場です。

お二人の取材は、複数の媒体が集まる、いわゆる取材日に行われました。FILTの取材時間は午後帯でしたが、藤原さんも三島監督も午前中から稼働し続けて疲れているはずなのに、そんなそぶりはまったく見せずに撮影やインタビューに応じていただきました。
ありがとうございました。

インタビューでは、映画のことはもちろん、「やさしい人は、きびしい人だ。」というテーマについても話していただいています。
ぜひ、じっくり読んでみてください。

難しいですよね、やさしさときびしさって。

やさしさが根底にあるきびしさって、妥協しないことや忖度しないことでもあると思うんです。身の回りにそういうきびしさを持って接してくれる恩師や上司、先輩や友人などがいる人は幸せかもしれません。
ズバッと指摘してくれたり、注意してくれたりする人ですね。

でも、なかなかできることじゃないですし、「嫌われるんじゃないか」と思って口に出せなかったり、言葉を濁してしまったりする人もいると思います。

昔、勤めていた会社で新人の教育係的な立場になったことがあります。
自分の業務で手一杯だったこともありますが、新しく入ってきた後輩社員の成果物をしっかりとチェックすることができず、その社員が上から怒られてしまう、みたいなことが起きました。
あのとき成果物をきびしくチェックして、突き返したり、やり直させたりしていれば、そうはならなかったかもしれませんし、今でも申し訳なかったなと思います。

いや、難しいです。みなさんも考えてみてください、やさしさときびしさについて。

それでは、次号もよろしくお願いいたします。

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