映画監督の白石和彌が、現在手掛けている
映像作品について語る連載の第29回。
2025年7月27日、建物の老朽化に伴い、東映最後の直営館「丸の内TOEI」がその歴史に幕を閉じる。およそ65年間に渡って多くの人々に愛された映画館は、白石監督にとっても思い出深い場所の一つだった。
「僕が最初に丸の内TOEIで観た映画は、たぶん深作欣二監督の『バトル・ロワイアル』だったと思うんですけど、もしかしたらその前の『おもちゃ』だったかもしれません。数年前になくなってしまった渋谷TOEIもそうですが、よく映画を観に行っていた映画館の一つですし、監督になってからはちょっと覚えてないくらい何度も舞台挨拶をさせてもらったところなので、寂しい限りです。あそこで舞台挨拶をするときって、入口から一度下に行って、そこから階段を登るんですけど、その階段がめちゃくちゃ狭いんですね。初めて舞台挨拶をしたとき、こんな狭いところを歴代のスターたちも通ったんだなと、妙な感慨がありました」
「僕が最初に丸の内TOEIで観た映画は、たぶん深作欣二監督の『バトル・ロワイアル』だったと思うんですけど、もしかしたらその前の『おもちゃ』だったかもしれません。数年前になくなってしまった渋谷TOEIもそうですが、よく映画を観に行っていた映画館の一つですし、監督になってからはちょっと覚えてないくらい何度も舞台挨拶をさせてもらったところなので、寂しい限りです。あそこで舞台挨拶をするときって、入口から一度下に行って、そこから階段を登るんですけど、その階段がめちゃくちゃ狭いんですね。初めて舞台挨拶をしたとき、こんな狭いところを歴代のスターたちも通ったんだなと、妙な感慨がありました」