コロナで緊急事態宣言が出た後も情報と報道の生番組は続いていましたから、意外と働いていました。Abemaの番組ではMCをやっているので、感染予防対策を講じながら、スタジオには毎回行ってましたね。そうはいっても普段より時間はあったので、仕事以外の時間は基本的に、自宅近くの個人事務所にいました。仕事はもちろん、いろいろな考え事や作り物をしたり、昼ご飯を食べているのをずっと配信してみたり(笑)。
そんな中、外出自粛中に何か一つのことに1ヵ月チャレンジするという企画がありまして、バイオリンに挑戦してみたんです。実は、幼少の頃にバイオリンをやっていたんですけど、辞めてしまっていて。2~3年前に、また始めたいなと思っていたので、バイオリン自体は家にあったんですね。そこで、リモートで教えていただける先生を探して、まるまる1ヵ月ぐらいバイオリンを習っていましたね。けっこう弾けるようになったと思いますよ。
他にはバイクですね。去年、バイクを買ったんですけど、免許を持っていなくて、でも教習所には忙しくてなかなか行けなかったんですよね。で、なんとか時間を作って、今年の春前ぐらいに教習所に通い始めたんですよ。そうしたらコロナで全てが止まってしまった。なんとか中型免許は取得できたんですけど、僕が欲しいのは大型二輪の免許。早く大型に乗りたくて教習所に行きたかったんですけど、緊急事態宣言中はもちろん、解除後もどこも空いている枠がないんですよ。大型免許って今、ちょっと余裕のできたおじさんがハーレーに乗りたいから取得するというケースが増えているらしくて、人気で満杯なんです。教習車を普通の大型車かハーレーか選べるようになっている教習所もあるくらい人気。あと、コロナの影響で旅行の際に電車やバスに乗りづらいから、バイクで一人旅をしようと考えている人も増えているらしいし、そもそもコロナのせいで入学制限もあるんです。だから、大型免許の取得はもう少し先になりそうですね。
コロナはもう本当にいろいろと影響出ていますよね。この状況で若手芸人が食えていないということも聞いていました。それはそうですよね。元からお金がないやつらがバイトも無くなって、たまのライブも無くなっているわけで。これはえらいことだと思って、リモートの大喜利ライブをやりましたよ。
ライブを一緒にやった若手から「リモート飲みをやりましょう」と提案されたので、「じゃあ、俺の仕切りでリモート飲みやろう」と言ったら、結構集まったんです。30~40人はいたんじゃないかな。21時から始まって24時には終わったんですけど、そこからリモートで二次会をしたりして(笑)。
キャンプにも行きたいんですけど、今は行けないですね。都内から他の県に行くのはやっぱり躊躇しちゃうし、お世話になっているキャンプ場の人にも迷惑がかかると思うと、まだ行けないですね。
競馬に関しては家でもできるんですけど、ボロ負け(笑)。JRA公式の動画配信サービス「グリーンチャンネル」をパソコンでも見られるようにしているから、パソコンで競馬をずっとやってます。めちゃくちゃ負けますよね、ずっとやっていると(笑)。でも、その分競馬に接する時間は多くなりました。
リモート飲み以外でも、家で酒は飲んでいましたよ。ただし自分でルールを作って、昼間から飲まないと決めてました。昼から酒を飲むとそれで1日終わっちゃうから(笑)。
ステイホーム中の食事は、知り合いのお店にテイクアウトで買いに行ったりもしていました。でも毎回というわけにはいかなかったですね。
Uber Eatsも頼みましたよ。最初はシステムさえ知らなかったけど、実際に頼んだら便利だなと思って、けっこう利用しました。後輩たちは、高いから頼んだことはないけど、配達のバイトはしていると言っていましたね。
あと、通販でよく使ったのは豊洲市場の海産物やフルーツが買える「豊洲ドットコム」。うちのカミさんはイクラが好きなんだけど、けっこうなクオリティのイクラがデパートで買うよりも割安で買えたりしましたね。
カンニング竹山 芸人。福岡県出身。テレビでは、『直撃LIVE グッディ!』『ノンストップ!』(共にフジテレビ)、『探偵!ナイトスクープ』(ABC)、『ドスルコスル』(NHK Eテレ)など、ラジオは『たまむすび』(TBSラジオ)にレギュラー出演中。また、著書『福島のことなんて、誰もしらねぇじゃねえかよ!』が発売中。
趣味の面でも生活の面でも、コロナによっていろいろ変化はありましたし、いろいろと考えました。僕は個人事務所として自分の会社も持っているんですけど、コロナ禍の中でどうやって会社を大きくしていくか、とかね。将来僕が死んだり、いなくなったりしても残っているくらいの会社になったら面白いと思って、今はいろいろ動いています。
結局、コロナ禍にあっても業績を伸ばしている会社はあるわけで、必ずしも全てがマイナスではないと思うんです。ビジネスチャンスを探しながら「これだ!」と思ったら、動き出せるといいですよね。ただ、みんな同じことを考えているだろうから、いかに他との差をつけるか考えるのも大事だと思います。