今でも自信が揺らぐ瞬間はあるが、そんなとき頼りになるのは、やはりJO1のメンバーたちだという。
「お芝居もそうですけど、一人の仕事のときって、けっこう不安を感じてしまうんですね。僕はあまりマイナスの感情を表に出すタイプではないんですけど、メンバーと一緒にいると、それを察してか“明日の撮影、頑張って”みたいな感じで、みんなフラットに話しかけてくれます。もう一緒にいる時間も長いので、一から十まで全部言わなくても伝わってくるし、何気ないことですけど、そういうやり取りがあるから気持ちをプラスにできる。もちろん、メンバーたちは何が何でも奮い立たせてやろうと声をかけているわけじゃないと思うんですけど、僕には助けになっているので、すごく感謝しています」
一方、自身の言動が他のメンバーやファンのあと押しになっていると感じる瞬間はあるのだろうか。
「JO1の中では僕が一番年下ですし、誰かの相談役になったりすることはないんですけど、たぶん僕に高い熱量があれば、他のみんなの刺激になるというか、“あいつ頑張ってるな! じゃあ、俺も頑張ろう”となってくれるんじゃないかなと勝手に考えています。それはファンの皆さんに対しても同じで、何かメッセージというよりは、常に行動で示していけるといいのかなって。僕は自分が一度口にしたことは、絶対にやり遂げたいと思っているので、その姿が少しでも誰かの力になっていれば、それ以上の喜びはないですね」