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西田あい

愛され上手

1988年7月14日生まれ、鹿児島県出身。2010年歌謡曲歌手としてデビュー。美人演歌歌手として注目を浴びる。2016年10月19日第7弾シングル「最後の頁」リリース。BS日テレ「歌え!昭和のベストテン」毎週土曜21:00~、bayfm「The BAY☆LINE」毎週木曜16:00~、文化放送「西田あいのおしゃべりあいランドBAR」毎週土曜QR17:45~/HBC17:50~、毎週日曜SF18:00~/OBC17:00~

「西田あいの愛されツーリスト 3」

2016.10.20

最近、番組や雑誌のインタビューを受ける機会が多いのですが「最近ハマっていることは?」との問いに「休日のひとり旅」と書くようになった西田あいです。
ここFILTでも「ひとり旅」について書くのは3度目になります。
そうです、先日遅ればせながら夏休みをいただき、久しぶりにひとり旅へ行ってきました。


改めましてみなさまようこそ♪西田ツーリストへ。


今回の夏休みは、前にも訪れたことのある小豆島や直島などを舞台に、3年に1度開催されている「瀬戸内芸術祭」へ行こうと思っていたのですが、出発前日になり台風が近付いているということで・・急遽、止むを得ずキャンセルすることになってしまいました。

それはそれは何日も前から楽しみにしていた夏休みですから、がっくし肩を落としていた西田・・。

ですが、せっかくの夏休み、東京でいつもと変わらない過ごし方をしていたんじゃもったいない!と当日の朝「やっぱりどこかへ行こう!」と思い立ち、台風が来ていなくて、今からでも行けて、時間ができたら行ってみたいと思っていた所はどこだどこだどこだ・・・起きたばかりの頭をフル回転させた結果!ぴったりの場所がありました!

石川県金沢市にある「金沢21世紀美術館」に行きたかったの!わたし・・・!


というわけで、今回お贈りしますのは『北陸新幹線で行く!アート”体験”ひとり旅in金沢~!』

行くと決まれば最低限の荷物だけ持って家を飛び出し、ノープランのままとりあえず東京駅へ。
東京駅に着いて新幹線の乗車券を購入するより先に、まずはガイドブックを購入。今回のひとり旅はこのガイドブックが私の相棒となります。

新幹線に飛び乗り石川・金沢についての基礎知識をガイドブックから頭に入れ、SNSでカメラ好き・アート好きの人はみんなどこへ行っているのかをリサーチしているとあーっという間に目的地へ到着。



今回のひとり旅、最初の訪問先でありイチバンの目的「金沢21世紀美術館」!
閉館の2時間前に到着する事が出来ました。

なぜイチバンの目的だったのかというと「スイミング・プール」という作品で写真を撮りたかったから。金沢21世紀美術館でもNo. 1人気なのではないでしょうか・・プールの中を泳いでいるように見える不思議な作品で、とにかくそこで写真が撮りたかったのです!

通称レアンドロのプールと呼ばれていて以前からSNSに投稿される写真を見ては「あぁ、私もココで写真を撮りたい・・。」とずっと胸に秘めていたのです。

それはもうこのコラムで皆さんに見てもらおうとたくさん写真を撮りました!ここで写真を見てください♪と言いたいところなのですが、うっかり西田!下調べが足りなかった~!!!
作品の写真を載せる事が出来ないのを知らず、コラムに載せようと思ってたくさん写真を撮ってきたのに、一枚も使えません・・。涙

是非みなさんも機会があれば一度行ってみてくださいね♪

閉館までの間、数々のアート作品に触れることができ、ちょっと目的達成。燃え尽きそうになったところで、ハッとひらめき、ウキウキしながら金沢駅に戻ることにしました!
それというのも、ライトアップされた「鼓門(つづみもん)」を写真に収めたかったのです。
以前、お仕事で金沢駅前を通過した際、そのあまりの存在感とアーティスティックな姿に目を奪われ、いつかゆっくり鑑賞したいと思っていました。
北陸新幹線開通に伴い金沢駅がリニューアルされ、アート都市といわれる金沢の玄関口にピッタリのロマンチックでアーティスティックな鼓門が駅の真正面に完成したというわけです。



アートですね~。
思いつきノープランで出かけた金沢の旅、なかなか幸先好調で、私の心境はというともう満足・・。

”明日の朝にでも新幹線で東京に帰ってしまおうか”と思う西田の脳裏に”このまま帰るんじゃコラムを書くにはネタ不足じゃない?”というもうひとりの西田が現れます。
ホテルに帰り、ベッドに寝転びながら相棒に相談してみると、加賀友禅のお着物を着て街を歩く”体験”があるとのこと。これは”体験”しちゃおうかな、と思ったものの、残念ながら金沢にも台風が接近し、明日も雨予報。泣く泣くあきらめ、再び相棒に相談してみまして・・色々な手作り”体験”に参加する事にしました!

あ、相棒・・ガイドブックですね・・♪
そんな相棒と明日のプランを立てながら眠りにつき・・・


2日目の朝!まずは、金沢に行ったからには兼六園に行かなくてはと思い、雨の降るなかセルフタイマーで記念撮影。色んな写真を撮ってみたものの、コラムに使えるような写真の撮れ高はゼロ。涙

このままじゃ東京には帰れない!と半分意地になってきた西田が続いて向かったのは、
兼六園下にある観光物産館。
こちらでとても人気なのが和菓子作りなのですが、すぐに定員オーバーになるとガイドブックにも記されていたので、予約を入れて先に代金を払っておきます。
さぁ、それでは和菓子作り体験まで2時間近くありますのでその間に、忘れちゃいけない「アレ!」いっときましょうか。


アレとは・・コレです、コレ!



金沢といえば、金箔が有名。
観光地ともなればソフトクリームにだってたっぷり金箔を乗っけちゃうわけです。アートですね~。
味は・・普通のソフトクリームと変わりません(笑)でもほら、豪華さがね!
写真の撮り甲斐があるのもいいですよね。


再び観光物産館へ戻り、チラッと目に入ってきた看板・・「印鑑作り」ですって。ん~~時間もあるし、2日目のテーマを「手作り”体験”に参加する」にしていたので出来ることは全部やっておこう!と。もうこうなったら意地ですね。

単に印鑑作りと言っても、せっかくなら何かこだわりポイントをつくりたいと思い、デザインが決まるまでに悩み悩んで悩み続け・・20~30分机とにらめっこ状態。悩んだ結果”シンプルイズベスト”で「あい」という2文字に落ち着きました。笑



お手紙などを書く時に、さりげなく使えたらいいな~。
あ、この写真はお店のお姉さんに「作業してる感じを適当に撮っていただいてもいいですか?本当に、何枚かパッパッと撮るだけで大丈夫ですっ。」とお願いして撮っていただきました。
人見知りじゃなくてよかった~と、こういう時に感じます。


続いて、予約しておいた和菓子作り体験の時間です。ひとりで参加しているのはどうやら私だけみたい・・。広めの教室にいっぱいいっぱい入った人を見るだけで、この体験の人気が伺えます。

おじさま先生がレクチャーしてくれるのですが、繊細な指先の動きが教室のあちこちにあるテレビモニターに映し出されるので必死に動きを観察します。
粘土のようにコネコネ・・というのは想像していましたが、餡は体温で温まると手にくっつきやすくなるため、素早さが大事なのだそう。



初めての割には、なんとなくカタチになったかな?
丁寧に教えてくださったおじさま先生ありがとうございます♪


時計を見るとまだ帰りの新幹線まで時間があるので観光物産館からほど近い加賀友禅会館へ行ってみる事にしました。
すると、ここでも手作り体験が出来るというではないですか!!もうこうなったら”体験”よ、何でもかかってこい状態の西田。迷うことなく体験します。

ハンカチにオリジナルの図柄を染め入れる体験、さっきの印鑑作りとは対照的に、たくさんの図柄からデザインを選ぶまで3秒もかからずに決まりました・・それは「花火」の図柄。


花火は西田あいにとって切っても切れない特別なもの。デビュー曲が「ゆれて遠花火(とおはなび)」というタイトルで、遠くに上がる花火に淡く切ない乙女恋を重ねた一曲なのですが、この作品のおかげで「花火」を特別に感じるのと同時に、ご縁を感じているのです。
では早速、大小様々な花火の型を使用してオリジナルの図柄を描いていきます。



もともと、こういった細かい作業といいますか、モノづくりのいうのが好きなので、集中し始めると周りが見えなくなるくらい打ち込んでしまうのです・・。
今回も気がつくと2時間以上座りっぱなしで染め入れに夢中になっていました。

描いているのが「花火」だからこそ、より特別な思いが湧いてくるんですね。
デビュー当時出会った方々のお顔、これまで経験してきた様々な出来事、かけがえのない大切な日々を思いながら染め入れている「花火」。ひとり旅でも、たそがれ西田が登場してきます。


出来上がったハンカチ、見ていただいてもいいですか?



2時間の汗と集中力・・。
ステージに上がる時もよく汗をかくのでハンカチを持って歌うこともしばしば。これから、そんな時はこの想いのこもったハンカチを使いたいと思います。

これにて色々な手作り”体験”完了・・

西田ツーリストがお贈りする『北陸新幹線で行く!アート”体験”ひとり旅in金沢~!』いかがでしたでしょうか。

今回のひとり旅、たくさんのアートを”体験”するという目的があったことで、思いがけず濃密な時間を過ごすことができ、普段なかなか使っていなかった脳の一部を刺激できた気がします。


あ、そうそう。
冒頭でお話ししたインタビューを受ける機会が多いというのは・・・

10月19日に新曲「最後の頁」を発売するからというわけでした。青春時代を思い起こさせるような切ない歌詞とメロディに「かけがえのない日々をありがとう」という気持ちを歌った作品です。
ぜひ「最後の頁」一度聴いてみてくださいね♪

はい、最後にしっかりとお知らせです。笑

この度のご利用、誠にありがとうございました♪
それでは、また来月お会いしましょう!

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