世界各国で暗躍する犯罪集団やスラムなどの貧困問題につぶさに切り込んでいくジャーナリスト・丸山ゴンザレス。危険地帯などものともしない体当たりの取材スタイルがテレビ番組でも紹介されている。
「もともと考古学者を目指していて、あれこれあって挫折しちゃって。ジャーナリストになったのも結果であって、なろうと思っていたわけじゃない。危険地帯とかに踏み込む最初のきっかけって、本当に小っちゃなことなんです。海外の日本人宿とかでちょっと自慢したいとか、居酒屋トークのノリでひとネタあればとか、そういうときのためのネタ探し。もっと面白いものを、もう1歩、もう半歩……とやっていくうちにこうなりました(笑)。20代とかの若い頃は、まわりに俺みたいな奴らはいっぱいいたんですよ。でも気づいたら、みんな居なくなってた。落ち付いちゃって、もうスラムとか行かなくなっちゃってるんですよね(笑)」