実は、激しいぶつかり合いの末に、演技の世界に足を踏み入れた。
「俳優を志すと決めたときに、両親とは思いっきりぶつかりました。相談ではなく、決定事項として、“以上です!”みたいな言い方をしたので、よけいに反対されましたね(笑)。両親としては、大学でも僕が野球を続けるものだと思っていたから、たまったもんじゃなかったと思います。桜と同じように、反発されても一度決めたことを貫き通したのが僕の未熟さだったと思いますが、でも、ぶつかったおかげで今があるし、未来は自分で選択するものなのかなと。一方で、いつか僕に子どもができて、子どもから同じように“これが自分の人生だ!”と言われたら、僕もそうしてきた手前、何も言えない。そのとき、親の本当の気持ちがわかるのかもしれないですね」
今、俳優として道を進む中で、さまざまな人へ想いが及ぶようになった。
「映画を観ていただき、作品を愛してもらうことができれば、それが僕にとっての無上の喜びです。映画を観た人に豊かな人生を送ってもらうのが僕の願いですし、そのきっかけの一つに、『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』がなってくれれば、とてもうれしいです」