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西田あい

愛され上手

1988年7月14日生まれ、鹿児島県出身。2010年歌謡曲歌手としてデビュー。美人演歌歌手として注目を浴びる。2016年10月19日第7弾シングル「最後の頁」リリース。BS日テレ「歌え!昭和のベストテン」毎週土曜21:00~、bayfm「The BAY☆LINE」毎週木曜16:00~、文化放送「西田あいのおしゃべりあいランドBAR」毎週土曜QR17:45~/HBC17:50~、毎週日曜SF18:00~/OBC17:00~

「癒されて愛され上手」

2016.7.20

今回のコラムのヒントを得たのは、仕事が終わって行きつけの銭湯に駆け込み、熱い湯に”サブンッ”と身体を浸けた瞬間でした。
ついついこぼれてしまう深いため息と一緒に疲れやストレスを吐き出す。
そしてお湯に癒される。
私たちの日常には、このような場面がすぐそばにありますよね。


日々のお風呂通いが日課の私。
昔ながらのタイル画で富士山が描かれているような町の銭湯だったり、変わり種の大浴場や岩盤浴があり、食事も楽しめるスーパー銭湯だったり、いつも新しい所を見つけては足を運んでいるんです。
何がいいって、足を思いっきりのばせる広い大浴場や露天風呂、そのお湯ごとの性質や効能が楽しめ、浴場でおばちゃんたちと譲り合ったりいたわり合う日本の風情がある。
なにより、温かいお湯に浸かった時のなんとも言えない安堵感・・・。うぅ、たまらない。
おまけに、仁王立ちで腰に手を当ててグビッと・・お風呂上りのコーヒー牛乳瓶がたまらないんですよね〜!

お仕事柄、全国各地に行かせていただくと、全国でも有数の温泉郷だったり天然温泉の大浴場が評判のホテルだったり・・お風呂好きにはたまらないんです。お仕事終わりの”だれやめ(鹿児島弁で晩酌という意味)”と並んで、お仕事終わりのお風呂というのもまた楽しみのひとつになっている今日この頃なのです。


・・って5年前の自分が聞いたらきっと驚きます。
実は、銭湯や大浴場という場所があまり得意でなかった私。幼い頃から『家族風呂』に慣れていたので、見ず知らずの人と裸で同じ空間にいる事に抵抗があり、見られていなくても、自分の裸をジロジロ見られているような気がしてリラックスするはずのお風呂なのに、落ち着かなかったんですよね。

私が慣れ親しんだ『家族風呂』というのは、鹿児島では日常的に利用されている[時間制で個室のお風呂を貸切にすることが出来るお風呂]
車でそのまま乗り付ける事も出来るので、ドアtoドアでプライバシーも守れ、のんびり過ごせるんですよね。大浴場など他人が入ったお風呂に入りたくない!という方にぴったりで、家族だけでなく友人やカップルで利用する人も多いんですよ♪

鹿児島は桜島や霧島連山といった活動中の火山があるため全国でも有数の温泉郷なのです。私たちの生活はいつも温泉と共にあり、その中には変わったものもちらほら。
例えば一般家庭の蛇口をひねると温泉が出てくる温泉タウンがあったり、いたる所にある無人の露天風呂は無料で気軽に利用可能!!もう大自然をひとりじめですっ♪

そんな鹿児島で、自然をうまく活用している一風変わったお風呂といえば、忘れちゃいけないのが・・『砂蒸し温泉』!!
温泉成分がしみ出す砂浜に横たわり、体一面を砂で覆い、浸かるお風呂のことです。
医学的にも湯治の可能性が見直されている今、砂蒸し温泉はとても効果的な方法かもしれません!
昨年お仕事で鹿児島に行った際、時間ができたので久しぶりに行ってきました。
(実は私、慢性的な肩こりで苦労しているんですよ〜。)

では、せっかくなので砂蒸し温泉に入る流れをご紹介してみたいと思います。
砂とはいえお風呂ですから、何も着ずに裸で入ると思われがちですが、砂の温度は50度を超え、熱いところは60度近くあるところもあるんです!なので、脱衣所で専用の浴衣に着替えて準備ができたら屋外の砂風呂場へ。


ベテランの砂かけおばさまや、アルバイトのイケメン君たちが穴を掘って待っていてくれます。
(穴を掘って待たれるというのもなかなか体験する事のないシチュエーションです。笑)




お願いすると、写真も撮ってもらえます♪

最初は暑くて15分も入っていられないかもしれない・・と思うのですが、数分経つと心地よくなってきていつの間にか眠ってしまっていました。
砂から出た後は、身体に付いた砂を落とし、室内の大浴場でお風呂に入り更に温浴効果を高めていきます!

たくさん発汗して老廃物が排出されたからなのか、お風呂上りの肌はスベスベでハリのあるぷるるん肌に♡
(カチコチだった肩まわりもスッキリ!!)


鹿児島に旅行するんだけど何処に行けばいい〜?なんて聞かれた時には必ずオススメしている観光スポットなんです。
みなさまも機会があればぜひ一度体験してみてはいかがでしょう♪




温かいお湯に浸かった時のなんとも言えない安堵感・・。
今日も私はお湯に浸かり、日々の疲れを癒す。
まだまだ未体験のお湯が各地にあると思うと、ワクワクしてきます。

さて、今夜はどこの銭湯へ繰り出そうかな・・!



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