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寿大聡

寿大聡のコラム侍

仲代達矢主宰の無名塾出身。2013年 三池崇史監督作品『地球兄弟』主演。同年、ローマ国際映画祭特別上映作品に選ばれ、三池崇史監督と共に同映画祭のレッドカーペットを歩く。その他主演作:長崎の鐘/紀伊国屋ホール、婢伝五稜郭/俳優座劇場、荒木町ラプソディー/シアターX、蜩ノ記/NHKラジオドラマ、五稜郭残党伝/俳優座劇場、夜を急ぐ者よ/俳優座劇場、他、映画ドラマ多数出演

『2017変化』

2017.1.20

皆様!明けましておめでとうございます!
2017年も頑張っていきます「コラム侍」ですけれども。
皆様お正月はゆっくり過ごせましたか??
そして、12日から始まりましたフジテレビ毎週木曜22時~「嫌われる勇気」はご覧になって下さいましたでしょうか?!
去年末から始まった撮影も順調に進んでおります!どうぞ毎週よろしくお願いします!
と、番宣から始まりますが、ただ1月クールをやる時はお正月が全くのびのび出来ず、とにかく太っちゃいけないのでお正月も食事制限とランニングの日々でした。

年末ショックだったのが、何故か周りの物がなくなる事が増え、財布を開けたら現金や銀行のカードはあるのに、運転免許証と保険証とクレジットカードの3枚だけなくなっていたり、買ったばかりのタバコやガムがコートのポケットからなくなっていたりと、まあ自分の不注意なのですが自分的にはどこでなくなったのか全く記憶になく不思議な感じです。ふと思ったのが、何年か前に横浜中華街の占いに観光がてら行った際、2016年から3年間は30年に1度の人生の大転換期だと占い師から言われ、その3年間は環境も仲間も身辺回りが全て変わり、周りの物さえなくなり変わっていくと言われたので、「あれ・・!?ちょっと当たってる!?」とか思ってしまいました。いや、単に自分の不注意です。すいません。ただ、以前言われたこの30年に1度の変化の3年間という響きは何かワクワク感じるものがあって、そもそも飽き性なところもあるのですが、常に変化したい変わりたいという欲求が小さい頃からあって、なので役者とかいうツライ事しかない職業を生業にしてしまったのですが、「変化」という言葉の響きにはワクワクドキドキ心が躍ります。この感覚は世から見ると多分変態な部類なんですよね。だって「安定」を選んだ方が完全に良いですからね。
今アドラー心理学を基にした「嫌われる勇気」のドラマ版をやっているので、勿論アドラー心理学について勉強しているのですが、アドラーはこの「変化」についても言及していて、例えば、今の会社に対し不満があり退社したいと言う人がいる。
しかし、その人はいつまでも会社を辞めないので何故か聞いてみると、「会社は嫌だけど、家族がいるから辞められない」と答える。これに対しアドラー心理学的には、この人物はその会社を辞めるという「変化」が怖くて「安定」を本質的に求めている。それを家族のせいにし言い訳として「家族がいるから」と言っている。つまりは本人その人自身がただ単に「変化」する事が怖くて会社を辞めたくないだけで、本当に変わりたい人はその瞬間から全てを変えられると。まだまだ、引きこもりの子が何故引きこもるのか、そして、トラウマを引きずった人は何故引きずったままなのか、等々非常に興味深い人の心理が「嫌われる勇気」には描かれております。是非是非原作もお読みになってドラマも見て頂けたらとっても面白く感じる事でしょう!

ということで、最後も番宣で終わりましたが、皆様今年はどんな年にしたいでしょうか?安定や現状維持も大切ですし、嫌な年が続いている方はガラッと環境を変えてみることもアリですし。さてさて今年は何が待ち受けているやら・・・。ひとまず毎日必死に頑張ります!今年一発目も有難うございました!
どうぞ今年もよろしくお願いします!

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