さぁ、今月も張り切って叩っ斬っていきたいと思います「コラム侍」ですけれども。
この回で今年は最後の投稿になりますね。いや、本当に早い。
皆様、今年も１年間応援して下さり本当に有難うございます。
皆様のお支えにより何とか続ける事が出来ました。来年は続けられるか否かわかりませんが、どうぞ「コラム侍」並びに、寿大聡を今後ともよろしくお願いします。
今年は数えてみましたら映画、ドラマあわせて15作品に関わらせて頂き、15人の役、人格に出会え、役者として多くの糧を得られた年でありました。既に来年度1月クール連続ドラマの撮影も始まっており、来年はもっともっと飛躍出来るように更に必死に頑張ります！

先日、出演した作品を観て下さったのか、出身の大学から取材のお話を頂きまして、僕なんぞに取材を依頼して下さるとは有難い、と思ってはいるのですが、正直なところちょっと僕の中に引っ掛かりがありまして。僕は大学4年時に無名塾を受験し大学卒業と同時に入塾したのですが、僕がいた大学は演劇が盛んな大学でもなければ芸能系の学部があるような大学でも全くなく、全くもって普通の一般の大学でした。大学では4年時に学生は全員校内の「就職課」という部署に行って、窓口でこれからの就職先や進路を大学に伝えなければいけないのです。なので、僕も当然就職課に進路を伝えに行った訳です。時期もあってか就職課の前は多くの学生で賑わっており、窓口には長蛇の列が。窓口の職員さんと学生の感動的なやり取りや歓喜に湧く声や激励が聞こえてきます。
職員「○○君！！やったね！！就職おめでとう！！！」
学生「はい！！！○○さんのおかげです！！！本当にありがとうございます！！！」
職員「これからがもっと大変だからな！頑張れ社会人！！」
学生「はい！！！」
固い握手を交わす二人　等々
「おおー、あんな感じになるんだー。俺には何て祝ってくれるんだろー」と胸を躍らせながらついに僕の番に。
寿大「進路決まりました！！無名塾に入塾します！！！」
職員「・・は？何ですかそれ？（とんでもない冷たさで）」
寿大「無名塾です！仲代達矢さんが主宰され、沢山役者を輩出している！！！」
職員「・・いやよくわかりませんから。はい、もういいです。はい、次の方ー」
寿大「（心の声）えええー！！？おめでとうの一言も無い！？倍率約300倍だったんだけど！！？いや、嘘でしょ！！？？おめでとうの一発くらいあれっ！！！えええー！！？？」
はい。なんか意地悪された感じと寂しさと虚しさと、ちょっとしたら怒りも出てきて複雑な思いをさせられたのです・・。
いや、わかりますよ。普通の大学ですから、芸能に無知なのはしょうがないですよ。うん、わかります。
けれども、けれどもけれども。
なので「いや、今更取材させてって。大学会報に載せるって。
どの面さげて・・」とか思っちゃう・・のは心が狭い証拠ですよね。器が小さいですよね。すいません。
はい。この件に関しては、もうしばし悩んでから進退を決めたいと思います。

さて、皆さんは来年はどんな年にしたいですか？年始に何個も目標掲げて、毎年1つくらいしか達成出来ない僕ですが、来年は何個も目標を掲げない事を目標にしたいと思います。
とりあえず、芝居道を精一杯精進！！！
皆様、来年もどうぞよろしくお願い致します！！！
よいお年をお迎えください！！！