さあ、始めさせて頂きます。寿大聡のコラム侍です！
皆様の応援のおかげで来年も連載を続けさせて頂く事になりました！！本当にありがとうございます！！
これも読者の皆様と、今回の企画におして下さった大恩人の方、そして連載を決めて下さった野田さんあってのことです！！
本当に本当にありがとうございます！！
そして、この様な機会と出会わせてくれました三池崇史監督と坂プロデューサーに心から感謝します！！！
皆様、今後ともよろしくお願いします！

色々な事があいまって世界の大舞台、2013ローマ国際映画祭に「地球兄弟」が選ばれたりしまして！レッドカーペットも歩けたりしまして！！
もう二年前の事なのですが、脳裏にはいつも鮮明にローマの思い出があり、ふとした瞬間、未だにその時の感動が眼前に広がり、脳内にも浮かびます！！！
そんな奇跡的な出来事や、皆様とのご縁からこのコラムへつながりまして、多くの方々への感謝を心に常備し、今年の締めくくりのコラム！皆様に楽しんで頂けるように書けたらと思います！！！
今年の締めくくりに何を書こうかなと悩んでいたりしたのですが、自分から遠く離れてる事柄に関しては勿論書けませんで、今一番自分の中でイライラしている、自分に対する「客観的イメージ」というものについて考えさせて下さい！

「イメージ」って一体何なのでしょうね？
よく聞きますよねー、あの人のイメージはーとか・・・
他人が見る自分へのイメージっておかしいと思いませんか？？
自分からしたら全然違うのに、って思う事多くないですか？？
自分から見る自分のイメージと、他者から見られる自分のイメージっていつも違いすぎて驚きます。ガチンコで！
ようは、他者はその人の見た目から勝手にイメージというものを作り出すわけですねー、本人の内面関係なしに。それはまさに容姿、身長、声などの外的要素で、ほぼ勝手に決められてしまいます。
しかし！！！
しかしですよ！！
実際は、他者が感じる外的見た目要素と、自らの内的要素は全然違う方が多いと僕は思います。
だって、人間ですもの。人間はとても多面的ですもの。一色じゃ説明出来ない存在ですもの人間は。
意地悪そうだと思ってた人が、とても優しかったり。温厚だと思ってた人が、急に乱暴になったり・・ありますよね。
皆様も、周りに色々なところで出会う10人がいるとしたら、その10人全員あなたに対するイメージがそれぞれ違うと思います。自分は変えてない！筋を通して生きている！という方でも、周囲の人と、それぞれとの関係性によって十人十色、他者からのイメージは変わってくるのです。
よく犯罪が起こった時に、あの人はそんな人じゃない、犯罪を犯す人じゃない、というインタビューを聞きますが、人間は多面的。いつ豹変するかわからない、ようは「キャラ」では計れない存在なのです。
なのに、外的イメージで勝手に判断されて・・・という事、皆様も職場などで多々ありません？？
内面はめちゃめちゃ優しいのに、外見イメージで嫌われるとか・・・本当に最悪です。
まさにフランケンシュタイン状態です。
わたくしもいつも大変誤解されており、悔しい思いをしております。特に、役者をやってるので自分のイメージのことを勝手に言われて、役が合わないからと仕事が無くなることもしょっちゅうです！！
何だか真面目なイメージが強いみたいで、確かに芸に対しては死ぬほど真面目ですが・・・
いや勝手におかしいですよね。

僕が尊敬するイギリス出身の名優マイケル・ケインは、自らの著書でこう書いておりました。
肉屋が出てくるシーンで、その映画のプロデューサーと監督は、役者を起用せず本物の肉屋を連れてきて彼に台本を渡し、カメラの前に立たせた。それはその役は肉屋だったからリアリティを求めて本物を連れてきたわけだ。
ところが撮影が始まると、その本物の肉屋は、台詞は覚えられないわ、監督の要望は何事も出来ないわ、でそのシーンは散々だった・・・
つまりは、「芝居世界のリアリティ」と、「現実世界のリアル」とを履き違えたプロデューサーと監督は、「本物の肉屋」という「本物のど素人」を現場に連れてきただけだったのだ・・・

ね！
つまりは結局、変化自在の俳優、役者を起用した方がこの映画のためになったという事です。
こっちは役者じゃ！！
役くれたら何ぼでも変化するんじゃい！
こちとら本物の肉屋より、作品における肉屋になれるわ！
本物の不良より、三日でそいつよりパンチある不良になれるわ！
無名塾の役者馬鹿にするなや！

と、いう事で！
今年の締めくくりも愚痴のようなコラムになってしまいましたが、来年はもっともっと明るいコラムにしようと心から思っております！
いつも読んで下さっている皆さまに心から感謝の意を込め、どうぞ来年もよろしくお願いします！！！
新年またお会いしましょう！！
今年はありがとうございました！！